♪リファレンス環境ってとても大事♪
あけましておめでとうございます。2018年が始まるにあたり、今年こそは無駄遣いをしないようにしよう!と決意しているところです。(無理無理)
突然ですが皆さんはリファレンスとなる機器をお持ちですか?
20年以上の間、沢山のオーディオ機器を買ってきたのですが、思い返すとあっちにフラフラこっちにフラフラして紆余曲折の極みの状態で随分と散財してきたと思っています。(想像するに恐らくこれが〇〇スパイラルというやつです。まあそれが大変楽しいところなのですが。。。)
実は4〜5年前から自分の好きな音を思い返し、突き詰めて見ようと考えました。守るべき家族もあることですし、無駄な出費ができなくなってきた懐事情も大きな要因ですが、Hard Rock系ではありますが音を出す側として、自分の音に関する好みは熟知しているつもりです。また聴くジャンルも洋楽中心にJAZZ、POP、ROCK~Heavy Metalに合うものとして、試聴、購入を繰り返し以下をマイリファレンス(自分の基準)として選んでおります。オーディオとしてはちょうど中位のセットになると思います。
一旦音の好みを整理すると。。
高域:どこまでも伸び、金属管、ハイハット、シンバルの表現が上手く
空気感を醸成できること
中域:オーヴァドライヴのギターサウンドがザクザクとありのまま表現
されること、ピアノの打音、女性ボーカルが美しいこと
低域:多すぎず、締りがあり音階が感じ取れること
全体:音楽を奏でる事ができ、デザイン等の意匠性が美しいこと
■音に関するマイリファレンス(リビングシアターは除く)
・自室用 DENON DCD-1650RE→ONKYO A-927 →Vienna acoustics Haydn Grand Symphony Edition
この編成はどう考えてもアンプが弱いだろ!って言われそうですが、好きなんで20年以上使っています。
またHaydn Grand Symphony Editionは8畳以下のスペースでは、極みと思われるほどの美しく爽やかな高域と表現力で、もうこれ以上は見つけれない程です。
Vienna acoustics スピーカー Haydn Grand Symphony Edition HAYD G SE CRY [Cherry ペア]
・ヘッドフォン環境
iPhone→YAMAHA CD-N500/YAMAHA CD-N500/MacbookPro→FOSTEX HP-A8 →Beyerdynamic T1 2nd(セミオープン)、T5p(クローズド)、T90(フルオープン)
ヘッドフォンのリファレンスはBeyerdynamic T1 2ndでバランス駆動の音質はHaydn Grand Symphony Editionに迫るものがあります。またT90の方が爽やかで素直な高域に惚れ込んでおり、旧T1の最大の特徴である美しい高域をT90では更に強調したような鮮烈な高域が出ますので、これを聞きたい時に聞くために置いています。T90は中毒性が高くハマれば永いヘッドフォン探しの旅を終わらせる魔力があります。T5pは初代です。密閉型ですのでBeyerdynamicサウンドを持ち出したい時に使用しています。クローズドからフルオープンと三者三様ですのでこれら3つともリファレンスです。
今度じっくりとヘッドフォンのレビューをしたいな〜と思っています。
ティアック セミオープン型テスラテクノロジーヘッドホン beyerdynamic T 1 2nd Generation T 1 2nd Generation
【国内正規品】beyerdynamic 密閉型ステレオヘッドホン テスラテクノロジー採用 T 5 p
beyerdynamic 【国内正規品】 オープン型オーバーヘッドヘッドホン テスラドライバー搭載 T 90
・イヤホン環境
iPhone5s/6/7 →OPPO HA-2 →YAMAHA EPH-100
もちろん他にも沢山のヘッドフォンやイヤホンはありますが、これらをリファレンスとしています。
ヤマハ イヤホン EPH-100 密閉型 ダイナミック型 インナーイヤー型 シルバー EPH-100(S)
リファレンスをしっかり持っておく事で、イヤホン、ヘッドフォンを選んだり、エージング前後の音の変化を確認する時、尖った(特徴的な)イヤホンを購入して、散々聞いたて耳がおかしくなった時、また沢山のヘッドフォン、イヤホンに囲まれて何がなんだかわからなくなった等、そんな場合に立ち帰れる自分の指標となるからです。
そうすることで、無駄なスパイラルに陥ること無く沢山の出費が避けられます。
みなさんもマイリファレンスを見つける旅(それがスパイラルっていうやつじゃん)に出てみては如何でしょうか・ω・
幻のATH-CKR9LTD レビュー Made in Japanダイナミックドライバーの孤高の到達点
保有しているイヤホンではあまり限定物など持っていないのですが、その昔運よく手に入れたAudio-Technica ATH-CKR9LTDを紹介します。2014年のイヤホンですが、偶然なのか必然であったのかあまりにも高音質のため、なぜ世界でたった2000個の限定にしたのかとユーザから暴動が起きた(心の中で)という、幻のイヤホンです。
高音質で限定でしかも高価ということで当然??中華製パクリが横行し2,000個しかないはずが、未だにAmazonやヤフオクで新品が販売されているといった始末です。(よく似ているのですが、音質が酷いらしい)
たまーにヤフオクやイヤホン専門店で本物が中古で出ています、状態にもよりますが25,000円以下で本物ですと絶対に買いかなと思わせるほどの出来で、CKR10(中低音を軸に大変高音質であるが若干暗い)とCKR9(高音質であるが軽い)のいいとこ取りをされており、CKR10の中低域をそのままに、明らかにCKR10より楽しいサウンドに仕上がっています。CKR10より下のCKR9LTDではなくて、CKR11LTDでよかったんじゃないでしょうか。
価格はオープンですが発売時はCKR10と同額の37,800円で販売されていました。
まあCKR9のハウジング素材である切削アルミニウムハウジングにCKR10の純鉄ヨーク採用φ13mmドライバー×2を詰め込んでいるのでCKR9.5LTDかもしれませんね、再生周波数帯域はCKR10と同じ5~40,000Hzということです。もちろんバッチリハイレゾ対応です。
価格コムのレビューでは7人書込みで満足度5.00/5.00とパーフェクト!(すげー)皆さん大満足のようです。このクラス(フラッグシップ)に手を出す人の殆どはいくつもハイエンドイヤホンを持っているのは間違いないと思いますが、ハイエンドを渡り歩いてきたがこんなに楽しいサウンドを出すイヤホンは初めてだといったコメントが如実にこのイヤホンの凄まじさを物語っています。
レビューにあたり、いつものように比較対象を考えました。定価40,000円クラスの実力機との比較で、若干役不足な感は否めませんが、ダイナミックドライバー搭載の英国RHAの代表モデル、ベストセラーMA750iを選びました。
それでは外見から
シャー専用(通常の3倍音が良い)?と外見から思いますが、アルミ製で大きく、リミテッドモデルとしての品格も持ち合わせ見ているだけで満足してしまいます。
◆音質(10段階評価)
DAPはiPhone6とiPhone5s+OPPO HA-2(ポアタン)を使用しています。
レビューにあたり、いつも通りリファレンス音源としてはMETALLICAのブラックアルバムから「Enter Sandman」(ワイドレンジな曲で冒頭のラーズ・ウルリッヒのドラムのスネアでサ行、タ行の刺さりも確認できます)
それと、もう一曲は北欧デンマーク出身の女性ジャズ・ヴォーカリスト、シーネ・エイの5作目「ブルーな予感」から2曲目の「ハイウエイ・ワン」を使いしました。大変美しい曲でシーネ・エイのボーカルも見事ですし、録音も優秀です。曲冒頭のシンバルと女性ボーカルのツヤやピアノの音・響き、またベースの分離も確認できます。
超高域 :8/10 (比較参考MA750i:7/10)
高域 :7/10 (比較参考MA750i:8/10)
中域 :10/10 (比較参考MA750i:8/10)
低音 :10/10 (比較参考MA750i:8/10)
超低域 :10/10 (比較参考MA750i:7/10)
男性Vo. :9/10 (比較参考MA750i:8/10)
女性Vo. :9/10 (比較参考MA750i:7/10)
解像度 :7/10 (比較参考MA750i:8/10)
音場 :8/10 (比較参考MA750i:7/10)
刺さり具合:9/10 (比較参考MA750i:7/10)※数字が大きいほど少ない
音漏れ :8/10 (比較参考MA750i:9/10)※数字が大きいほど少ない
見た目 :9/10 (比較参考MA750i:9/10)※猛烈な主観
・高域、超高域:高域は凄まじい低域に支えられ程よく、サラサラ・キラキラ感も醸し出しています。 全く刺さることなく心地よい高域です。
・中域:中域のボーカル域は男性・女性ボーカルも得意なようで距離も近く表現力豊かに歌います。ほんの少し独特のリバーブ感を感じます。これが艶も含め表現をとても豊かにしているみたいです。
・低域: CKR9LTD最大の特徴はこの低域です。低域にここまで説得力のあるイヤホンは聴いたことがないです。安いイヤホンのただ低域が出ているだけの音とは隔絶の低域です。量があるのに締まりがよく、低域で音階が手に取るようにわかる、聴いていると嬉しくて身震いするような低域です。超低域の表現も含めヘッドホンでもここまで明瞭な低域が出るのは5万円を超えないと難しいのではと思います。
純鉄ヨーク採用のφ13mmドライバー×2の成せる技なのかと、ちなみにオーディオスピーカーでダブルウーハーの場合スピーカーサイズの1.5倍の低域が出るそうです。つまりCKR9LTDの場合ですと19.5mmドライバーと同等ということですので、当然かもしれません。
・イヤピースなど:イヤピースで付属されているものは標準的なものですので、好みに合わせて他社製の自分に合うものをチョイスするのが良いですね、低域を大事に高域を伸ばすのであれば、JVCのスパイラルドットもしくはFinal Eタイプがベストに思います。
<気に入らない所>
リケーブルできない
装着時にパキ・コリと音がする(CKR10もあったのがそのまま)
大きい
<総評>
12Ωですのでスマホからでも楽に音が取れるイヤホンの中ではナンバー1の低域の質を誇ります。
OPPO HA-2(ポアタン)とiPhone6直で大した違いを感じませんでした。
音楽が楽しめるのか?という項目があれば満点でしょう!
ケーブルも丈夫そうなケーブルですのでリケーブルできないことも、不安に思いません。何と言っても世界限定2,000個という特別感が凄いです。外に持ち出すなんて怖くて考えられません。同じものが手に入る確率は低いですし。
家で眺め、音を楽しみ、特別な時に外に連れ出してあげる。そんな感じでしょうか
何にせよ、所有感も含め大変満足のイヤホンですね
KZ ZS6 Bluetoothワイヤレス化レビュー
先般紹介させて頂いたKZ ZS6をもっと手軽に楽しめないものかと思い、 Bluetoothワイヤレス化してみましたのでレビューします。
⬇︎以前の記事⬇︎
結果から申し上げますと「うん、これは成功だな!素晴らしい( ✌︎'ω')✌︎」となりました。
Bluetoothケーブルに選んだのは、最も安価でたった1,225円のこれです。
KZ ZS3/ZS5/ZS6 Bluetoothワイヤレス高度なアップグレードモジュール(ZS3 / ZS5/ZS6用)
実は過去JBLのEVEREST ELITE(エベレスト エリート)100やエレコムのLBT-C/HPC50MP等試したことがあるのですが、音がこもり気味で聴く気になれないのでBluetoothは少し諦めていたのですが、KZ ZS6のこもりとは無縁のサウンドを聴きこれはBluetooth化しても何とかなるのではと思い、値段も安いので試してみました。
ちなみにKZ ZS6はBluetoothイヤホン化され大変身軽になったので、ジョギングイヤホンとしてイヤピースはコンプライの耐久性の無いTsx-200をやめてシリコン製のダブルフランジイヤピースに変更しました、音漏れを防ぐため銅テープで3つのスリットを塞いでいます。貼っても空間が狭くなった気がする??程度であまり影響なしです。
まずは外見から
♩環境:iPhone6 or 7
♫ 音質:今回は音質の評価として有線[KZX4128]と比較しますと、鮮度、ビットと低域がそれぞれ少しだけ減退する程度で、思いの外、高音質を維持しています。ZS6の最大の特色である、高域と空間表現はほぼ同等、iPhoneはaptXには対応していないのでSBCのみでの確認です。
音質だけで他社の1万円クラスのBluetoothイヤホンと比較すると頭2つは抜け出たサウンドと確信しています。
AACで接続できたらビット低減(音が薄っぺらく感じる)が少なくて大変良いのではと思います。KZさんVer.2でAAC対応お願いします。
🎶使用感:10gぐらいなので大変軽くてBluetooth接続の音切れもほぼ無く、気に入っていますが、それでもいくつか問題があります。
1)使用時間:3時間程度しか持たない(5時間は欲しい)
2)コードがペロンペロンしているし、アジャスターがないのでぷらんぷらんする
→2枚目の写真の通りホームセンターで1m200円ぐらいの透明耐圧チューブを購入し1cm程切って、コードを二つ折りし差し込んでアジャスタ代わりにしました、抜け漏れを無くすためにその下に指輪状のものか、カラビナなどで抜けを無くしますと良い感じですね
3)作りが安っぽい(1,200円程度ととても安価なのに文句言うな〜〜)
microUSBのフタがすぐに切り取れる(これは何とかなるでしょ〜)
♬総評:上記で書いた通り使用感でいくつか問題があるものの、5000円のZS6にプラス1200円で高音質を維持したまま大変身軽なワイヤレスが楽しめることを考えると大変おすすめします。KZ ZS5、ZS3、ZSTやAUGLAMOUR R8にも使えましたのでお得ですね。
KZ ZS3/ZS5/ZS6 Bluetoothワイヤレス高度なアップグレードモジュール(ZS3 / ZS5/ZS6用)
- 出版社/メーカー: KZ
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YAMAHA EPH-100レビュー IE800に対抗できる名機
YAMAHA EPH-100レビュー
待ちに待ったYAMAHA EPH-100の後継機種であるEHP-200が2017年11月下旬に発売にされると聞き嬉しく思いEPH-100をレビューします。EPH-200はEPH-100と音の方向性は同じでさらに音質を向上させたとのことです。EPH-100は私のマストフェイバリットでもありますので、ついにイヤホンスパイラルもEPH-200を持って完了!の可能性も大いにあるかな〜なんて今からワクワクしています。
昨今のイヤホンの日進月歩が凄まじくアラウンド5,000円でもFinal E2000やE3000、日本だけでなく韓国のmuix ix5000、中国のKZ ZS5やZS6などの実力機が目白押しの状態です。
EPH-100は2011年発売で既に6年経っておりますが、これらの実力機を全く寄せ付けない素晴らしいリスニングサウンドを誇ります。
しかし目立たない機種ですね、本機がこれほどまでに目立たない存在かともうしますと、YAMAHAが売る気が無い(発売当初はYAMAHAのオンラインショップでの取扱のみ、最近でも大きなイヤホン専用スペースを持つヨドバシやeイヤホンでも店頭の片隅でひっそりと置いてある程度)またYAMAHA自体は凄いブランドですが、YAMAHAのイヤホンメーカーとしては、やはりSONYやオーディオテクニカ等に比べ認知度/ブランド力が低いためと思います。
ですので、たまたま買った人たちの口コミやネットへの書込みで少しずつユーザーを獲得していったようです。価格コムのレビューでは24人書込みで4.88/5.00の凄まじいスコアですね(2017/10現在)、運よく見つけた人は殆ど大満足ということです。
レビューにあたり、いつものように比較対象を考えました。1Dで15,000円〜20,000円の実力機ですと、やはり英国RHAの大変なベストセラーMA750iです。同じように本体は金属製でリケーブルなしということですし、ライバルとしてはバッチリですね
それでは外見から
どちらとも、美しいですね!EPH-100の標準イヤピースはYAHAMA独自の2段キノコです。いつも色んなイヤピースを試すのですが、これに限っては標準のイヤピースがベストでした。
◆音質(10段階評価)
DAPはiPhone6とiPhone5s+OPPO HA-2(ポアタン)を使用しています。
レビューにあたり、いつも通りリファレンス音源としてはMETALLICAのブラックアルバムから「Enter Sandman」(ワイドレンジな曲で冒頭のラーズ・ウルリッヒのドラムのスネアでサ行、タ行の刺さりも確認できます)
それと、もう一曲は北欧デンマーク出身の女性ジャズ・ヴォーカリスト、シーネ・エイの5作目「ブルーな予感」から2曲目の「ハイウエイ・ワン」を使いしました。大変美しい曲でシーネ・エイのボーカルも見事ですし、録音も優秀です。曲冒頭のシンバルと女性ボーカルのツヤやピアノの音・響き、またベースの分離も確認できます。
超高域 :8/10 (比較参考MA750i:7/10)
高域 :9/10 (比較参考MA750i:8/10)
中域 :9/10 (比較参考MA750i:8/10)
低音 :9/10 (比較参考MA750i:8/10)
超低域 :7/10 (比較参考MA750i:7/10)
男性Vo. :9/10 (比較参考MA750i:8/10)
女性Vo. :9/10 (比較参考MA750i:7/10)
解像度 :8/10 (比較参考MA750i:8/10)
音場 :8/10 (比較参考MA750i:7/10)
刺さり具合:9/10 (比較参考MA750i:7/10)※数字が大きいほど少ない
音漏れ :9/10 (比較参考MA750i:9/10)※数字が大きいほど少ない
見た目 :8/10 (比較参考MA750i:9/10)※猛烈な主観
同価格帯のベストセラーであるMA750iと比較しても音質で負けているところは超低域ぐらいで、殆どEPH-100が上回ります。
ちなみにMA750iもかなり好みなイヤホンですので外出時の使用頻度は上位です。
ざっくりというと、EPH-100は日本版SENNHEISER IE800ですね、全ての特性がよく似ています。IE800は高域に独特の癖があります、EPH-100はその癖は感じません。
またどちらもモニターサウンド系ではなく、音楽を楽しむリスニング系です。
とにかく、高域〜低域バランスが良いです。またMA750iは音が固めでEPH-100はそれをオーディオ的に濾過したようなイメージです。
YAMAHAは世界的に有名なピアノやギターを始め、ありとあらゆる楽器を極めて高いレベルで制作している会社であり、また昔から名機と呼ばれるようなレコード/CDプレイヤー、アンプ、スピーカーなどのオーディオも数多く制作していることから、企業文化的に考えてみても相当優秀なサウンドエンジニアは沢山いそうです。そのようなエンジニアから真剣にチューニングされ、またYAMAHAの技術が上手くシナジー昇華されていると感じました。
・高域、超高域:どちらも本当に1Dなのか?と疑うぐらい綺麗な高域が出ていますが、特にEPH-100の高域は本当に素晴らしく、1Dでは私の知る限り屈指の高域を奏でます。もちろんBA型のキラキラには少し劣ります。
・中域:ボーカルはMA750iは音が固めでドライな傾向です、EPH-100は艶やかに歌い上げます。特に女性ボーカルは色気すら感じます。
・低域:MA750iは少なめですが締まりがよくロック系、ジャズ系に適しています。EPH-100はMA750iより太く多く出ています。程よい弾力があり大変心地好い低域です。どちらも超低域は少なめです。
・見た目はどちらとも高級感とデザインセンスが同居しており、自分好みです。MA750iは更にモノとしての美しさが際立ちますのでほぼ単体としては満点、ですがケーブルの配色(グレー)があまり好きではないので-1点ですね。
EPH-100は流石YAMAHAと思わせるシンプルで美しい仕上げです、バイクのピストンにも見えてくるのはYAMAHAだからかな?考え過ぎかもしれませんが、とにかく美しくカッコ良いので気に入っています。
・イヤピースなど:MA750iは豪華です、イヤピースはコンプライ2set、ダブルフランジ2set、シリコン6setで品質も良いです、またケーブルも太く(長すぎるけど)頑丈そうで全く壊れそうな気がしません、しかも3年保証があるので安心してガンガン使える。
対してEPH-100の付属品はSS〜 LLまで5setと変換プラグに延長コードぐらいで到って普通、パッケージはブリスターパックに入っており安っぽい、ケーブルの作りも普通で二段きのこのイヤピースが素晴らしいぐらいです。
実はEPH-100の弱点はこれでして、ケーブルがいつ切れるのか心配で外に持ち出せませんでした、EPH-200ではその弱点をmmcxリケーブル対応とすることで解消しており、私としても念願の装備となります。
<気に入らない所>
リケーブルできない、またケーブルの質が安いイヤホンと同等の普通のケーブル
<総評>
音質に関しては所有しているイヤホンの中ではベストです(キッパリ!)バランスがよく何の不満もないです、ケーブルだけが不満でしたので何か他に良いものはないかとスパイラルから抜け出せなかったのですが、EPH-200はその弱点をmmcxリケーブルに対応することで完全に克服しました(SENNHEISER IE800sはリケーブル未対応w)あとは音質を踏襲し更に向上してくれれば、晴れてイヤホンスパイラル完了かもしれません。
ヤマハ イヤホン EPH-100 密閉型 ダイナミック型 インナーイヤー型 シルバー EPH-100(S)
- 出版社/メーカー: ヤマハ
- 発売日: 2014/02/28
- メディア: エレクトロニクス
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RHA MA750i ハイレゾ対応 Apple iPhone6/6S対応リモコン付 カナル型イヤホン英国発ハイエンドイヤホン Complyイヤーチップ付属 3年保証 【国内正規品】 270542
- 出版社/メーカー: RHA
- 発売日: 2013/12/16
- メディア: エレクトロニクス
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MDR-EX600レビュー 〜悲運な名機 フラットモニターサウンド+音楽な〜
SONY MDR-EX600レビュー
イヤホンの面白さを教えてくれた悲運の名機MDR-EX600の紹介です。
購入後6年経ちますが未だに大切に大切に愛用しています。
悲運というのは、1Dの世界的な名機MDR-EX1000とモニターサウンドでプロ御用達のMDR-EX800STの影に隠れた感たっぷりで、もっと日の目を見て良いのではと思うからです。なのでここではしっかり紹介してあげてもっと皆さんにも認知していただきたいと思います。
さて、まずは商品名MDR-EX600。。。これが悲運にしてしまった最大の要因といっても過言ではありません。実は定価は MDR-EX800ST(25,920円)MDR-EX600(25,380円)とほぼ全くと言っていいほど同額なんです。なのに商品名の型番は200番も低い、本来ならば、MDR-EX800M等最後のアルファベットを変えるだけでよかったのではないかと(M=Musicとした理由は後述します)
それでは外見から
凄く立派なケースが付いています。MDR-EX1000と同じCCAW16mmドーム型が搭載されている割に少し小ぶりです。
イヤピースはびっくりの11Set(本体付属の1Set含めると) しかも、なんと今は廃盤の伝説のイヤピースNoise Isolation(EP-EXN50M)のS、M、Lサイズが付いてきます。このイヤピースは遮音性と音質を極めて高いレベルで達成した凄いやつです。イヤピース代だけで10,000円ぐらいはしそう(゚∀゚)
ケーブルも60cmと120cmの二つが付いてきてもちろんリケーブルも可能です(MDR-EX1000用がいくつかありますね)
ご参考)MDR-EX1000、MDR-EX800ST、MDR-EX600の比較表(Eイヤホンさんのサイト)
◆音質(10段階評価)
当然、兄弟機である MDR-EX800STと一騎打ちです。
DAPはiPhone6とiPhone5s+OPPO HA-2(ポアタン)を使用しています。
レビューにあたり、いつも通りリファレンス音源としてはMETALLICAのブラックアルバムから「Enter Sandman」(ワイドレンジな曲で冒頭のラーズ・ウルリッヒのドラムのスネアでサ行、タ行の刺さりも確認できます)
それと、もう一曲は北欧デンマーク出身の女性ジャズ・ヴォーカリスト、シーネ・エイの5作目「ブルーな予感」から2曲目の「ハイウエイ・ワン」を使いしました。大変美しい曲でシーネ・エイのボーカルも見事ですし、録音も優秀です。曲冒頭のシンバルと女性ボーカルのツヤやピアノの音・響き、またベースの分離も確認できます。
超高域 :7/10 (比較参考800ST:8/10)
高域 :8/10 (比較参考800ST:8/10)
中域 :9/10 (比較参考800ST:8/10)
低音 :8/10 (比較参考800ST:8/10)
超低域 :8/10 (比較参考800ST:7/10)
男性Vo. :8/10 (比較参考800ST:7/10)
女性Vo. :9/10 (比較参考800ST:8/10)
解像度 :7/10 (比較参考800ST:8/10)
音場 :7/10 (比較参考800ST:7/10)
刺さり具合:7/10 (比較参考800ST:7/10)※数字が大きいほど少ない
音漏れ :7/10 (比較参考800ST:7/10)※数字が大きいほど少ない
見た目 :8/10 (比較参考800ST:8/10)※猛烈な主観
そうなんです。殆ど変わりません。解像度はEX800STの方がやや上、対してボーカルと低域はEX600の方がやや上と感じます。
ざっくりというと、どこまでもフラットなモニター系サウンドのEX800STとそれに少しだけ音楽の楽しさを加えたのがEX600ということです。EX1000は全体的にそれを少しずつパワーアップさせた感じです。それでも店頭でちょっと聴き比べ程度では中々わかり辛いくらいの差です。
どちらにしろ、この3機種はモニター系ですので同価格帯のイヤホンに比べると派手さも無く、分析的な聞き方になる原音忠実イヤーモニターですね。
なお、どちらの機種もiPhone6直では力不足で中域・低域が不足します。HA-2を入れると本領を発揮するのでやはりどちらとも駆動力が必要なイヤホンかなと思います。
・高域〜超高域:どちらもよく似ています。レコーディングされた音をそのまま再現します。モニター系ですので当然若干の刺さりがあります。何度も聴き比べるとほんの少しEX800STの方が解像しています。
・中域:ボーカルはどちらとも比較的近く聞き取りやすいです。EX600のボーカルの方がほんの少し艶があります。
・低域:誇張することもなくフラットに再現します。これもほんの少しEX600の方がより深い低音が出ていると感じます。
・見た目はどちらとも好きですね、パッと見はどちらか全くわかりません(笑)ハードなスタイルでいかにも音が良さそうかっこいいですね。
・イヤピースなど:付属品は大変豪華です。キャリングケースはしっかりとイヤホンを固定でき総武線の満員電車でも全く問題ないと思います。またケーブルは長さが違うものが2つあり、60cmの方はDAPを胸に入れる、またBluetooth機器を接続に重宝しますし、120cmの方は他のイヤホン通りDAPをカバンに入れても届く長さで、他のメーカーも見習って欲しいと思います。
イヤピースはノイズアイソレーションイヤピース(現在Amazonでも2セット1組で4000円ぐらいのソニー SONY ハイブリッドイヤーピース EP-EX11M : Mサイズ 4個入り ブラック EP-EX11M B)が付いており、素晴らしいの一言なのですが、勿体なさすぎて使っていません。
結局はFinal Eタイプに落ち着いています。
<気に入らない所>
デザインは好きなのですが、装着した時に出っ張っているところぐらいですね。
<総評>
EX1000には若干劣るがその差は少ない。またEX800STとは同等で少し音楽(MUSIC=M)の楽しさを加えたチューニングがなされている。スタジオ等の音楽作成現場では、やはりEX800STの方が良いと思うがリスニングにはEX600の方が向いていると思います。やはり商品名はMDR-EX800Mにしてもらえないかな〜ソニーさん。
ちなみに、ケーブルをEX1000に付属するSONY RK-EX1000LP(MDR-EX1000用1.2mコード)【1838545-21】に交換すると驚くぐらい音質が全体的に向上する面白い機種でもあります。
3機種共に中華イヤホンではなし得ない、日本の技術が詰まった素晴らしいイヤホンと思います。
ソニー SONY イヤホン カナル型 ケーブル着脱式 MDR-EX1000
- 出版社/メーカー: ソニー(SONY)
- 発売日: 2010/10/23
- メディア: エレクトロニクス
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SONY INNER EAR MONITOR MDR-EX800ST
- 出版社/メーカー: ソニー(SONY)
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DQSM D2(旧D2002)レビュー:ピアノ3ピースジャズでは正に無双
TopSound Electronics DUNU DN-1000という、DUNU-TOPSOUNDの名前を世界に知らしめた、それはもう素晴らしいイヤホンを持っているのですが、リケーブルに対応していないので断線が怖く、この系統を更に良くしたイヤホンは無いかと探していたところ、ネット上でもDUNU DN-1000保有者の評価が高かったので、ポチってしまいました。
入手はAmazon、AliExpress等になり、店頭では売っていないですが大変良いものですし音色がとてもユニークで特徴のあるイヤホンでしたので、購入を迷われている方の参考になればと思いレビューします。
まずは外見から
細部のビルドクオリティーはかなりしっかりしており、mmcx対応の標準ケーブルも太く布皮膜でとても高級感があり、いかにも良い音がしますよ!っていう外見です。外見は自分の中では大きなファクターでして、プラシーボ効果も期待できます(爆)
それと特徴として、AKG K3003の様にノズルを変更できるフィルターが3つ付属します。(黒:高域重視、白:中域重視、緑:低域重視)黒はDQSM D2の広い空間と超高域の特徴が存分に楽しめるのですが、なんせ耳に刺さる、タ行もサ行もサクサクと刺さります。白・緑にすると完全ではないですが刺さりも減退します。しかし緑はD3の良いところを消してしまっているため、フィルターは白でレビューします。
なお、DQSM D2はエージングで音が落ち着くまで凄く時間がかかりました。最初はドンシャリシャリシャリ.......の極みで耳が痛く聞けたものではなかったので、いつも通り
Chord&Major Tonal Earphoneでエージングをしっかり20回(20時間)回して仕上げています?。。。まだだめで50回?。。。まだだめで結局+200時間曲で慣らして、その後実用でおそらく100時間ぐらい使ってからのレビューです。
それでは肝心の音質について
◆音質(10段階評価)
写真の様に、OPPO HA-2に純正ケーブルとONSOのmmcx3.5mmバランスケーブルをあわせて合わせてDN-1000と比較しながらレビューします。
レビューにあたり、いつも通りリファレンス音源としてはMETALLICAのブラックアルバムから「Enter Sandman」(ワイドレンジな曲で冒頭のラーズ・ウルリッヒのドラムのスネアでサ行、タ行の刺さりも確認できます)
それと、もう一曲は北欧デンマーク出身の女性ジャズ・ヴォーカリスト、シーネ・エイの5作目「ブルーな予感」から2曲目の「ハイウエイ・ワン」を使いしました。大変美しい曲でシーネ・エイのボーカルも見事ですし、録音も優秀です。曲冒頭のシンバルと女性ボーカルのツヤやピアノの音・響き、またベースの分離も確認できます。
超高域 :9/10 (比較参考DN-1000:8/10)
高域 :9/10 (比較参考DN-1000:8/10)
中域 :6/10 (比較参考DN-1000:8/10)
低音 :8/10 (比較参考DN-1000:8/10)
超低域 :8/10 (比較参考DN-1000:7/10)
男性Vo. :6/10 (比較参考DN-1000:8/10)
女性Vo. :6/10 (比較参考DN-1000:8/10)
解像度 :8/10 (比較参考DN-1000:7/10)
音場 :10/10 (比較参考DN-1000:7/10)
バランス :7/10 (比較参考DN-1000:8/10)※各ドライバの繋がり具合
刺さり具合:5/10 (比較参考DN-1000:8/10)※数字が大きいほど少ない
音漏れ :8/10 (比較参考DN-1000:8/10)※数字が大きいほど少ない
見た目 :8/10 (比較参考DN-1000:8/10) ※猛烈な主観
2万円とは思えないほど、強烈なワイドレンジと空間表現です。
DUNU DN-1000と比較すると更に広いレンジで、空間は上下左右に一面の冬の星空、秋の晴天の様にイヤホンとしては類を見ない空間が広がります。
ただし、弱点もありますね
・高域・超高域:かなりの伸びがあります。ONSOバランスケーブルですと更に超高域が伸びます(刺さりも比例して増える)、BAの特徴を存分に活かしたハイハットがパシャーン、シンバルのブラシがサラサラ~とすごい伸びと空間表現です。聞いていてニヤニヤします、ただしどの色のフィルターでも刺さります。
・中域:ボーカル若干遠く、女性ボーカルはかすれます。男性ボーカルも若干ざらつきます、ボーカルは苦手かな、それに対し面白いことにピアノ、またジェームス、カークの歪んだギターがザクザクと気持ちよく響き・倍音共に美しいですね、ジェームスのピックアップがEMG-ZWでしょ!って分かるぐらいです。(嘘です、そこまではわかりません٩(′д‵)۶)なぜボーカルは苦手なのにピアノやギターが綺麗なのか謎です。
・低域:程よく締まりがあり他の音域に被ることなく、深い低音までしっかり出ています、ベースの細かい表現も見事でピッキングの立ち上がりから音の減退まで見事です。
・見た目:好きです(語彙力?(′д?)?)作りもよく高級感もありますし、フィッティングも良いです。
・イヤピースなど:コンプライ等のウレタン系が刺さりを減退させるのに良いかもしれませんが。私はFinal EかSonyトリプルコンフォートのどちらかがベストと思います。
ここで、題名の話になるのですが、ボーカルは苦手だが、その他はめっぽう良いわけで、ピアノトリオなんてどうでしょうと初代ヨーロピアン・ジャズ・トリオのピアニストが在籍するカレル・ボエリー・トリオを試したのですが、狙い通りでした。。。もう「素晴らしい!気持ちい!ニヤニヤ」となりまして、シンバルの心地よさ、ピアノの美しい響き、ベース・ドラムの締りのある低域どれをとっても、これ以上はあるのかと思うぐらいです。実際にAKG K3003や近々新型のIE800の発売が予定されている、SENNHEISER 旧IE800を超えるかもと思ってしまいます。
ビル・エバンスのWaltz for Debbyなんかもう最高です。すごい発見をしてしまったような嬉しさで「ピアノ3ピースジャズトリオ無双」と名付ける事にしました。
<気に入らない所>
刺さるところとボーカルが苦手なこと
<総評>
一言で言うと「ピアノ3ピースジャズトリオ無双」ですね、他にも得意なジャンルはありそうですので、色々と探して見ようと思います。(レビューをしていて思ったのですが、やはりDN−1000は優秀なイヤホンですね、これからも大事に使います)
DUNU ハイブリッドドライバ インナーイヤー型イヤホン DN-1000
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KZ ZS6 レビュー これは本当にやばい
AmazonのWATSUN Audioが緑色と赤色だけprimeの翌日配送対応を開始したので即ポチってみた
一昨日届きましたので、大急ぎでChord & Majorのエージングツール<www.chord-m.com/en/>を10回(10時間)ほど回した、そろそろ仕上がってきた頃と思うのでレビューします。
KZ ZS6は某Campfire Audioのandromedaという15万円ぐらいのイヤホンにそっくりでそれはもう完全にOutじゃないかと、しかもビスや色まで。。。CAからも反撃があったのですが、そんな中「緑」やっちゃいました。
当然、緑をポチッとしたのですが、予想より遥かに良いできでした。
まずは外見から
もはやあれですね、ZS5と比較しても素材がプラスチックから金属への変更もあるのですが、細部のビルドクオリティーはかなり向上しており、ZS5で味わった音は良いのになんとも残念な感じはなく、高級感すら漂います。
それでは肝心の音質について
◆音質(10段階評価)
写真の様に、KZX4128という2pinの4芯銀メッキのケーブルにリケーブルしています。
レビューにあたり、リファレンス音源としてはMETALLICAのブラックアルバムから「Enter Sandman」(ワイドレンジな曲で冒頭のラーズ・ウルリッヒのドラムのスネアでサ行、タ行の刺さりも確認できます)
それと、もう一曲は北欧デンマーク出身の注目の女性ジャズ・ヴォーカリスト、シーネ・エイの5作目「ブルーな予感」から2曲目の「ハイウエイ・ワン」を使いしました。大変美しい曲でシーネ・エイのボーカルも見事ですし、録音も優秀です。曲冒頭のシンバルと女性ボーカルのツヤやピアノの音・響き、またベースの分離も確認できます。
超高域 :9/10 (比較参考ZS5:6/10)
高域 :9/10 (比較参考ZS5:8/10)
中域 :8/10 (比較参考ZS5:8/10)
低音 :9/10 (比較参考ZS5:8/10)
超低域 :8/10 (比較参考ZS5:6/10)
男性Vo. :7/10 (比較参考ZS5:7/10)
女性Vo. :7/10 (比較参考ZS5:6/10)
解像度 :9/10 (比較参考ZS5:8/10)
音場 :10/10 (比較参考ZS5:6/10)
バランス :8/10 (比較参考ZS5:6/10)※各ドライバの繋がり具合
刺さり具合:7/10 (比較参考ZS5:8/10)※数字が大きいほど少ない
音漏れ :5/10 (比較参考ZS5:7/10)※数字が大きいほど少ない
見た目 :7/10 (比較参考ZS5:3/10)※猛烈な主観
もう6,500円とは思えないほど、尋常ではないクオリティーです。
ZS5と比較するのが一番わかりやすいと思い、比較参考はZS5としています。
全体所感としては、超高域から超低域にかけてとてもワイドレンジで、大変爽やかな音色です。ハイエンドイヤホンに挑んでおり生半可な2〜3万円のイヤホンは簡単に蹴散らすほどの音質です。
・高域〜超高域:ZS5では超高域と超低域の減退がわかり易くありましたが、ZS6はかなりの伸びがあります。ハイレゾ(笑)にも対応している。特に超高域の伸びは素晴らしいですし、よくこの高域を保ちつつ刺さり具合をここまで抑えたな〜と関心すらしています。ただよく出すぎていると感じる人もいるかなと思います。傾向としては2BA 1DのDQSM D2や1BA 2DのXiaomi Mi In-Ear Headphones Pro HDによく似た美しく伸びる高域です。
・中域:ボーカルの声は近くもなく遠くもなく、高域がこれだけ出ているのにかすれることもなく綺麗に鳴らします。
・低域:程よく締まりがあり他の音域に被ることなく、しっかり出ています。
また、大きな特徴としては音場の広さが極めて広いということです。DQSM D2というイヤホンの中では屈指の音場を誇るイヤホンも持っていますが、これとほぼ同等であり改めて6,500円で買えるイヤホンとしては強烈なCPを持っていると思います。
見た目は見える所に付ける装飾品でもありますので大変気になります、ZS5は恥ずかしくて外でつける気にはなりませんでしたが、これは合格かなと思います。
・イヤピースなど:付属品はケーブル、イヤピース共にダメダメですので交換しています。イヤピースは色々と試した結果コンプライTS−200(球体)が音質を邪魔せず良いと思います。ちなみにJVC Spiral Dotですと音のシャワーが楽しめます、ハイハットなどから出る高域がサラサラ〜キラキラ〜〜バーッと拡散しますので、無類の高域フェチにはたまらないかと。(語彙力٩( ᐛ )و)
誠に変なノズル形状(イヤピース留めが付いてない、ただの筒形状)ですのでFinal Eタイプなどは直ぐにとれて使い物になりません
<気に入らない所>
KZに対していつも思うのですが、せっかくこれだけの技術がありながら、 ZSTのような見た目でも良いのでCAそっくりはやめてもらえないかなと思います。
また、ノズルの形状はどうにかして欲しいですね、これでは使用できるイヤピースが限られてしまいます。
<総評>
最後に色々と書きましたが、6,500円でこれだけ高音質なイヤホンは殆ど存在しないので、非常におすすめできるイヤホンと思います。
KZ ZS6/ZS5/ZS3 イヤホン ケーブル 4芯7n銀メッキケーブル 0.75mm 2pinコネクタ リケーブル WOOeasy 2PIN(3.5mmプラグ)
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KZ ZS5 高音質 2ダイナミック&2バランスド・アーマチュア 4ドライバ搭載 2pin 0.75mm イヤホン (グレーマイク無し)Wooeasy
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